杉山流の誕生

いつしか自然発生的に、開発中のスタッフのあいだで3分間のスコア競争が日々行われていた時の話。

2の目によるチェインが主流の中、若き日の杉山は3の目のチェインで首位キープしており、天狗になっていた。そんなある日。突然、和田が6の積み込み（和田流）を開発し、一夜のうちに後塵を拝することになったのであった。

「ショックだった」

まさか自分が考案したゲームで負けるなんて。
なんてことをしてくれやがったんだ。
なにそのドヤ顔...くうきよもうぜ...

「...いや、和田流にも弱点がある」

展開は早いが、6を揃えて倒すので積み込む時間がかかるし、事故で消える可能性も多く、折り返しの難易度も高い。このやり方では40個（TIME LIMITEDのダイス上限数）全てを3分間で積み込むことはできないだろう。逆に言えば、40個全てを積み込めばオレの勝ちで、なおかつ積み込みではもう抜かされないはずだ（※）。

※こう言っては何だが和田はしぶといしずぶとい強敵(ライバル)だった。仮に僅差で抜いたとしても、可能性があればすぐさま抜き返してくること相違なかった。だからこそ不可能とも思える大台を安定して超え、圧倒的な差を見せつけて心を折る必要があった。

（方眼紙を手にして）そういう積み込み方法を開発するんだ！ するんだ！ するんだ！

「できたぞぉぉぉぉぉぉぉぉ♪」

10万点超えて返り咲いたのは、首位陥落の翌日だったという。

杉山流の準備

杉山流に挑戦するときは、OPTION > CONFIG から 「SPEED ★4」以上を設定しよう。
★4速以上を解禁するには、ENDLESSモードで以下のスコアを達成する必要がある。

MCSが意外と厄介だ。

杉山流の理論

サイコロの目は、裏表足すと7になる。
つまり、1の裏は6なので、1を同方向に2回転させると必ず6になる。

杉山流の積込

杉山流は、画面右手前からダイスを積み込んでいき、上の画像のように配置する。

• 目が2～5になっているダイスは、画面左奥に転がすと6になる配置。これは展開時に折り返し地点となる
• 左奥の目が6のダイス群の配置は任意だが、アクイちゃんがいるマスの左奥は着火点にその右奥は初期折り返し地点になるので空けておく

杉山流の展開

※ ⑥は左に転がすと6になる配置

1. [二・C]のダイスを左奥に倒すと6が揃い、アツい展開が始まる
2. [三・C]のダイスを[二・C]に転がして渡り、[一・C]のダイスを[一・B]に転がして6にして付ける
3. 消えていくダイスを渡り、先ほど[二・C]に転がしたダイスを[一・C]に転がして6にして付ける
4. さらに消えていくダイスを渡り、[四・C]のダイスを[二・C]まで転がして6にして付ける
5. 同様に1の目のダイスの二回転がし（図の赤矢印）を繰り返しつつ、折り返しは(1)～(3)と同じように行う（図の青矢印）